XP祭り2010に行ってきました

イベントネタが続きますが、今日は早稲田大学 西早稲田キャンパスで開催された XP祭り2010 に行ってきました。都合により半分くらいしか参加できなかったのですが、その中で気になったことをメモしておきたいと思います。

XP祭りへの参加は初めて。前職の同僚に教えてもらって参加を申し込みました。都合により午前の講演と清水川さんの「Pythonでアジャイル開発サイクル 2010ver.」(参考になりました!)のみ参加させていただいたのですが、特に平鍋さんが以下のようなお話をされていたのが印象に残りました。

「ソフトウェア開発ではコンテキストの要因が大きい。アジャイル開発は本を読んだだけではダメで、自分たちでその場に合った解を作っていかなくてはならない。」

「そうそう」と思いました。私が現在いる会社でもXPのプラクティスを適用していますが、そのまますべてを適用するわけではなく、会社のビジネス形態やプロダクトの性格などを考慮してアレンジ(プラクティスとして明文化する項目を増やしたり、自分たちの言葉で説明を加えたり)しながら適用しています。自分たちの現場を継続して改善していく姿勢こそがアジャイル開発なんだと思いますね。
あとアジャイル(特にXP)と聞くと「エンジニアにとって快適な環境が与えられる」ような印象を持ってしまう人が少なくないように思います。そうではなくて、「価値あるソフトウェアをビジネスの変化に合わせて提供しつづける」ためにアジャイル開発という手法を適用するのであって、そのためにはむしろエンジニア一人一人に自律的・積極的行動が求められますよね。

他には「週40時間労働」が「最適ペース」、さらに「Energized Work(活気ある仕事)」なんて言葉に変わっているという話がありましたが、「Energized Work」を知りませんでした。実は『XPエクストリーム・プログラミング入門』は第1版しか読んでなくて…。これを機に読んでおきたいと思います。

Ruby会議に続き、貴重なイベントに参加させていただきました。XPJUG及びXP祭り実行委員会の皆さん、スピーカーの皆さんありがとうございました。

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