ノナカ セミハードケース(バリトンサックス)購入レポート

セルマーのフライトケース(キャスターなしの旧モデル)を12年使っていたのですが、先日取っ手の付け根部分にヒビ割れを発見してしまったので買い替えを決意しました。購入したのはノナカのセミハードケース。フライトケースとの比較なども交えてお伝えします。

使い込んだフライトケースの状態

まず12年間使ったフライトケースの様子ですが、付属のストラップは数年前に金具部分が割れて交換。ゴム製(?)の取っ手は片方がちぎれて交換済。もう片方も亀裂が入っている、という状態。そして先日取っ手の付け根部分にヒビ割れを発見し、買い替えを決意しました。

買い替えるにあたって、セルマーのフライトケースと今回のセミハードケースで迷ったのですが、

  • 少しでも軽いのがいい
  • フライトケースの品質の良さは分かっているので、別のを使ってみたい

という理由から、ノナカのセミハードケースを購入してみました。

大きさ、重さ比較

長さはフライトケースの方が数センチ長め、立てた時の高さはセミハードケースの方がひと回りまわり大きい、といった感じです。

重さも量ってみました。セミハードケースはカタログの通り4.5kg。フライトケースは6.4kg。セミハードケースに楽器を入れた状態で10.6kgでした。ちなみに現行のフライトケースは約6.9kgらしいです。

楽器を入れてみる

自分の楽器(セルマーのシリーズII LowA)を入れてみました。けっこうクッションがしっかりしていて、狭めといった感じでしょうか。といってもキーの部分が圧迫されるようなことはなさそうです。楽器を入れるとフタが浮いた状態になりますが、ベルで浮いてる様子。

収納

ケース外側にポケットが2つ付いており、どちらも一般的な楽譜が入るサイズです。ヴァンドレンのリード箱がちょうど入るくらいのマチもあります。またマウスピースやネックが入るくらいのポーチ2つと、リードが入るくらいのポーチが1つ付属します。裏面がマジックテープになっていて、ケース内部の隙間に貼付けるようです。隙間といってもU字管の間になるので若干の抵抗感がありますが、気にしない方がいいんでしょうか…。

持ち運び

ストラップの取り付け箇所は側面2箇所と背面(?)のみ。旧フライトケースのように「同じ側面に2箇所」ではないので、肩にかけやすい位置ではないかもしれません。(無理ではないです。)でも最近の背負えるタイプのケースはどれも同じかも。

楽器を入れて背負ってみましたが、少し前傾姿勢にならないとバランスが取れないようなかんじです。片手で持つよりは楽、なんでしょうか?せっかくなので今度背負って出かけてみようかと思います。

耐久性

これは使ってみないとわかりませんが「たぶんフタのファスナーが真っ先に壊れるんだろうな」という予感がしています。まぁ、楽器ケースも消耗品と割り切る覚悟が必要ですね。とある楽器店の店員さんによると「12年は持ったほう」だそうです。また壊れたときのために積み立てしておいたほうがいいかもしれません…。

購入

どうしても実物を見てから購入したいと思い、ネットで検索→電話で問い合わせを繰り返し、在庫があった渋谷の 池部楽器 ウインドブロス で購入しました。店員さんも親切だったので良かったです。この商品に限らずバリトンのケースは在庫が少ないので大変ですね…。

というわけで、バリトンのケース購入なんてなかなかない機会だったのでまとめてみました。在庫が少なくなかなか実物を見て選ぶことが難しいので、参考にしていただければ幸いです。

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